カスタマイズ腸内洗浄について
大腸カメラ検査を受ける場合は、検査当日に下剤を2リットルちかく飲んでいただきます。この下剤服用は「下剤の味が苦手で大量の下剤を飲めない…」「そろそろ下剤の量が多い…」などのネガティブな感想が多くあがります。
当院では検査当日の下剤服用が少しでも楽になるために取り揃えている下剤の種類を充実させ、下剤の飲み方などを皆様に決めていただく「カスタマイズ腸内洗浄」を行っています。
近年増加傾向にある大腸がんですが、大腸カメラ検査は大腸がん予防に繋がる検査です。大腸カメラ検査は一度だけでなく、定期的に受け続ける必要がある検査です。そのため当院では、できる限り大腸カメラ検査を快適に、かつ自分自身にあった形で検査を受けて欲しいと考えています。今回が初めての大腸カメラ検査の方であっても、カスタマイズ腸内洗浄はご活用していただけますので、お気軽にお問い合わせください。
自分にあった下剤が選べます!
当院では大腸カメラ検査の当日に飲んでいただく下剤を2種類用意しています。下剤はそれぞれので洗浄力や味、飲み方など異なりますので、下図を参考にしていただければと思います。
下剤 | 洗浄力 | 味 | 飲む量 | 飲み方 |
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ニフレック | 〇 | △ | 2~4L | ◎ |
サルプレップ | 〇 | △ | 480~960ml +水1L程度 |
〇 |
下剤を選ぶ際のポイントについて
Point1下剤の味
大腸カメラ検査を受けたことがある方からよくあげられる感想が下剤の味についてです。下剤特有の独特な味に抵抗感を抱かれる方も多くいらっしゃり、大腸カメラ検査を受診することを敬遠してしまう方もいらっしゃいます。
最近発売されている下剤では味の改良が進んでいます。発売元のメーカーによっても味が異なりますので自分好みの下剤を選んでいただければと思います。
Point2洗浄力
下剤を選ぶ際に一番重要となるのが下剤の洗浄力です。下剤を飲んでいても排便が綺麗にならないと大腸カメラ検査は開始できません。また、排便が綺麗になるまで下剤を飲み続けていただく形になりますので、余計に負担がかかってしまいます。
※場合によっては別日程で再検査となることもあります
Point3飲む量
下剤の飲む量も下剤の種類によって変わってきます。多いものでは2リットル近く飲んでいただく必要のある下剤から、1リットル程度で済む下剤もあります。
Point4飲み方
下剤の種類によって下剤の飲み方も変わってきます。当院には水で薬剤を溶かしてから飲む下剤とペットボトル形式でもう既に水で溶かされている下剤の2タイプを用意しています。
また、下剤を飲み始めると排便が進むことで脱水症状を引き起こすこともありますので、下剤と一緒にお水も飲んでいただきます。
各下剤の詳細に付いて
ニフレック
特徴 |
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飲み方 |
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サルプレップ
特徴 |
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飲み方 |
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文責:保土ヶ谷あだちクリニック 院長 足立清太郎